栃木県日光市のイタリア大使館別荘記念公園は穴場のデートスポット

栃木県でデートする時、どこに行きますか?栃木といえば、世界遺産にも登録された日光東照宮が有名ですが、観光地です。

観光客と一緒に世界に誇る歴史的建造物を見ながら観光デートも良いですが、のんびりと二人っきりのデートをするには少し向いていないかもしれません。

そこで今回は、ゆっくりと2人で大人デートするにピッタリの、栃木の穴場的なデートスポットを紹介します。

中禅寺湖のほとりにあるデートスポット

日光東照宮から20kmほど西に行くと、中禅寺湖があります。

その中禅寺湖のほとりに、あまり観光客は訪れない絶好のデートスポットがあります。

イタリア大使館別荘記念公園です。

日光のイタリア大使館別荘記念公園ってどんなところ?

日光の緑多い自然の中、中禅寺湖の目の前に建つイタリア大使館記念館は、散策の途中に立ち寄るのにピッタリの和風建築です。

写真出典:イタリア大使館別荘記念公園公式HP

散策路の途中、案内板に従って道を折れるとそこには大きな、でも簡素な雰囲気のイタリア大使館別荘が建っています。

このイタリア大使館別荘記念公園は、デザインはアントニン・レーモンドの設計ですが、和風に拘り、応接間は和洋折衷で暖炉もある造りになっています。

ここは平成9年(1997年)まで、実際にイタリア大使が使用していました。

それを、元の素材で使えるものは出来るだけ使って、一般に開放するために復元された建物です。

中禅寺湖のほとりにあるイタリア大使館別荘の見どころ

このイタリア大使館別荘の建物で何より特徴的なのは、日光杉をふんだんに使っていることです。

別荘の外壁をはじめ、特に1階の天井は見る価値がある素晴らしいデザインです。

そして、すぐ目の前には中禅寺湖を望め、実際に湖の端まで行けるように桟橋が伸びています。

行ってみると分かりますが、まるでスイスの湖畔を彷彿させる借景になっています。

実際、ヨーロッパでバカンスを過ごす別荘をイメージして設計されているようです。

1階には、日本の縁側よりも長く、幅広い”洋風の縁側”が続き、置いてあるソファに座りながら湖畔の景色を眺めるのは寛げます。

ゆっくりと湖畔のさざ波を眺めながら、2人で仲良く並んで座り、静かに流れる時間を楽しむのがおすすめです。

かつては、各国大使に依るヨットレースが中禅寺湖で行われてもいた様ですので、もしかしたら当時のお偉いさんもここに座ってレースを眺めていたのかもしれません。

イタリア大使館別荘の魅力とは?

日光杉を使い、網代模様のような外壁、1階天井の立体的に見えるデザインは、日本人が設計したのかと思う程日本的で、私達が訪れても違和感がありません。

1階は応接間、食堂、書斎がワンルームで作られているので、空間の広大さがゆったりした気分にさせてくれます。

又、所謂「縁側」は普通の日本の家の3倍ほどの幅があり、更に長さも1階の部屋総ての長さ分があります。

そのため、応接間より縁側に置いてあるゆったりした椅子に座っている方が日光も当たり、目前の中禅寺湖やその先の日光の山々を存分に満喫出来ます。

天気が良ければ、ベランダから庭に下り、湖まで続いている長い埠頭を先頭まで歩いていくと良いと思いますよ。

写真出典:イタリア大使館別荘記念公園公式HP

庭にも椅子が置いてあるので、夏などは湖からの涼しい風に吹かれながら2人で話をするのは、気持ちが良く、又楽しい事でしょう。

応接間には自然の石を積んで作ったと思われる暖炉があります。この石を積んだ暖炉は食堂の壁にも使われ、対照的な位置に設置されており、杉を主として建てられているこの建物のポイントとなっています。

2階は寝室になっていますが、主寝室の壁はやはり杉の皮を使っています。他の寝室は木肌をそのまま生かし、板を横に使った壁となっています。

目の前は中禅寺湖と山々ですが、別荘の後ろは緑が茂り、木々の緑と湖と空、と自然を満喫できる位置に建っていると言えるでしょう。

和風の建築物とは言え、やはり高価な造りなのでリッチな気分を楽しめるのも魅力です。

特に、調度品にはイタリア最高級具メーカー『カッシーナ』の物も使われているので、家具が好きな人にはたまらないことでしょう。

高級で贅沢な調度品を眺めながら、どんな感じの家具が好きかなどの話題で盛り上がれば、自然と二人の将来の生活のイメージ像も見えてくるかもしれませんね。

Caffe Como(カフェ コモ)

1階にはカフェがあります。

コーヒー、ジュース、カプチーノと言った飲み物だけですが、デートの最中にはここで、ホッと一息つくといいですよ。

 

イタリア大使館別荘記念公園での注意事項

復元したとはいえ、昭和3(1928)年に建てられた歴史的な建物です。

現在は記念館として大人1人200円で公開されていますが、歴史的な建造物として大事に利用したいものです。

床は殆ど絨毯が敷き詰められていますが、細いヒールで床を傷つけない様ににするために、女性はピンヒールなどで行くのは避けた方が良いかもしれません。

写真出典:イタリア大使館別荘記念公園公式HP

ソファや椅子は、自然を眺めて楽しみたい時や疲れた時に使うのは自由ですが丁寧に使いましょう。

こうゆう場所での言動には、その人の品性が現れますので、品良く訪れたいですね。

イタリア大使館別荘は贅沢な造りながら、自然の中に上手に溶け込んでいるのも魅力です。

日光デート当日に持って行くと良いモノ

最近はスマホの写真でも綺麗に撮れるので、スマホを持っていれば十分かもしれませんが、贅沢な調度品を背景に2人で一緒に応接間に座っている写真を撮れば、後々の思い出になると思うので、できればデジカメを持って行きましょう。

又、日よけに帽子や日傘、夏ならイタリア大使館別荘に着くまでに虫に刺されると行けないので、防虫スプレーを持って行くと良いですね。

夏でも涼しい日があるので、虫よけの為にも長袖を着て行く方が良いかもしれません。

10月以降から特に11月は、風が結構あるのでイヤマフやマフラーを持って行くといいですよ。

 

イタリア大使館別荘記念公園の営業情報

開館時間

季節に依り異なりますので注意が必要です。

4月  9:00~16:00
5月〜11月10日  9:00~17:00
11月11日~11月末  9:00~16:00

休館日

4月~5月 月曜日 (祝日の場合、翌日以降に振り替え)
6月〜10月 無休
11月 月曜日 (祝日の場合、翌日以降に振り替え)